雑学研究

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儀式・行事事典

社葬
基本
・社葬の対象は、創設者、会長、社長など
・社葬の対象には公務中に不幸があった社員も含める場合がある
・社葬は会社が管理し、費用も全額負担する
・葬儀費用を経費とするには取締役会の議事録が必要

遺族関係
・社葬は、自宅や菩提寺で密葬してから7〜20日後に行う
・社葬の了解を遺族から得られたら、葬儀委員長が弔問を兼ねて訪問し、打ち合わせる
・葬儀会社は社葬の経験があるところを選ぶ
・喪家との打ち合わせ事項
 1) 故人関係事項確認
  氏名、生年月日、逝去年月日、享年、死亡場所、死因、現住所、電話番号、本籍地、喪主、親族氏名、親族代表氏名、家紋、死亡診断書届先区(市)役所、戒名、埋葬場所
 2) 葬儀の日時・場所
  斎場電話番号・地図・案内・使用料
 3) 宗派・寺院
  故人の生前の宗旨に従う
 4) 葬儀社
 5) 通知状
 6) 死亡広告
 7) 位記(叙位の旨を記した公文書)・勲位
 8) 香典・供物

死亡通知・死亡広告
・社葬の死亡通知は、社内・社外に文書で通知する
・社内には社内通達文書や掲示板で各部署に通達する
・外部からの問い合わせに統一の取れた対応ができるようにする
・社外には通知状や新聞広告で通知する

日程
・死亡当日=仮通夜
  仏式では仮通夜に僧侶に枕経をあげてもらう
・二日目夜=密葬通夜
  親族や親しい関係者のみが集まる
・三日目=密葬・個人葬
  出棺式の後に火葬場へ向かう
・社葬前日=社葬通夜
  茶毘にふされた遺骨を祭壇に安置する
  社葬通夜を省略したり、遺体のまま社葬を行う場合もある
  服装は、
   喪主、遺族、葬儀委員長は、ブラックスーツか黒羽二重の五つ紋の正式礼装
   実行委員は、黒の略装、ネクタイ、靴下、靴を着用

社葬通夜
・夏季は7時頃、冬季は6時頃から始め、2時間程度
・遺骨の到着は遅くとも一時間前
・遺骨の到着の際には、社員が整列し、威厳を正して迎える
・式次第
 1) 定刻の15分前に遺族、親族、友人の順で入場し、所定の席に着席する
 2) 僧侶の読経は30分程度
 3) 焼香は葬儀委員長、喪主、遺族、親族の順で行う
 4) 一般参列者の焼香と読経が終了し、僧侶が退席したら、葬儀委員長が挨拶する
 5) 葬儀委員長と喪主は控室で僧侶にお礼の挨拶をし、酒食を供する

社葬
・開始時間は午後一時、葬儀と告別式が各々一時間で、午後三時には終了する
・式次第
 1) 着席
  定刻10分前に参列者の入場を促す
 2) 僧侶入場
  参列者一同が起立して僧侶を迎え、司会者が開会を宣言する
 3) 読経・引導
 4) 弔辞・弔電披露
  弔辞:3・4人、各自5分以内
  弔電:発信者の氏名、役職、関係を確認し、優先順位をつけて読む
    読み上げられない弔電を割愛する旨を述べ、発信者の氏名を紹介する
 5) 読経・焼香
  読経の途中から焼香を始める
 6) 僧侶退場
 7) 葬儀終了
  葬儀委員長が挨拶する
  告別式まで小休憩する
  葬儀委員長は喪主と遺族を先導する形で控室に退席する
 8) 告別式開会
  葬儀委員長は喪主と遺族を先導して式場に入り、開会を宣言する
 9) 一般会葬者焼香
  式場係は会葬者の流れを滞りなくする
 10) 告別式終了
  喪主が挨拶し、司会者がしめくくる

社葬後
・葬儀委員会は財務管理を行う
・会計係が香典を香典帳に記入し、現金の帳尻を合わせて、遺族に渡す
・社葬通夜以降の諸費用は会社が全額負担する
・会葬の礼状は、社葬終了後に手渡しか、3・4日以内に郵送する
・必要に応じて、新聞に会葬御礼広告を掲載する
・僧侶へのお礼は葬儀費用の一割程度
・お礼は、紙幣を半紙で包んで中包みとし、さらに奉書で包む
・お礼の表書きは、仏式では「御布施」、神式では「御玉串料」、キリスト教式では「記念献金」とする

訃報を受けたら
・取引先に不幸があった場合、会社としての対応を早急に決定する
・事実かどうか確認する
・弔電を打つか、すぐに弔問するか、香典・供物を送るか、誰を参列させるかを決める
・急な弔問の場合、白いワイシャツと地味なネクタイであればスーツでも構わない
・人手が不足していれば手伝いを申し出て、足りていれば早目に辞去する

密葬・通夜の知らせを受けたら
・密葬は遺族・近親者・親しい人だけで行う
・密葬や通夜の日時を知らされたら、必ず列席するのが礼儀
・故人との対面は遺族から請われた時のみ受ける
・対面の作法
 1) 枕元まで膝を進め、遺族に一礼する
 2) 遺族が白布を持ち上げたら故人の顔を拝する
 3) 遺体に対して深々と一礼する
 4) 少し後退し、遺族に対して一礼してから離れる

香典・供物
・社葬の通知状に香典辞退と書かれていない場合、通夜か葬儀前日に持参する
・新札を嫌う人もいるので、新札の場合には折り目をつける
・金額は会社の慶弔時のランクに従う
・不祝儀袋の水引は、黒白、銀一色が一般的
・表書きは「御霊前」が一般的
・関係者が整理しやすいように、裏面に氏名、住所、金額を書く
・供物は宗教によって異なる
  仏式:果物、茶、生花、花輪、線香
  神式:果物、酒、生花、榊(さかき)
  キリスト教式:白系統の生花
  無宗教:白系統の生花

参列者
・取引関係があった部署の部課長クラスが弔問する
・役員クラスは正装する
・女性は黒無地のスーツやワンピースなどの準礼服
・カトリックでは女性の信者は黒のベールを用いる

弔電の打ち方
・訃報を受けたものの参列できない場合には弔電を打つ
・喪家や式場ではなく、会社の総務部宛に打つ
・配達日の3日以上前に申し込むと割引になる

受付でのマナー
・コートやマフラーは受付に到着前に脱ぐのが礼儀
・受付では簡単な弔意を述べ、香典を差し出す
 例:この度はご愁傷さまでした。ご霊前にお供え下さい
・会葬者芳名帳へは会社名、役職、氏名を楷書で書く
・名刺には右上に「弔」を記す
・社長の代理として参列する場合、社長の名刺に「弔」、自分の名刺に「代」と書く
・「弔」を書き忘れた場合、名刺の左下を内側に折り曲げる
・遺族や近親者と顔見知りでも、式場内では目礼のみで、お悔やみの言葉は控える