雑学研究

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全国 焼き物ガイド

地 方名 称地 域 ・ 特 徴
北海道 オホーツク焼北海道網走郡美幌町
砕ける波涛、凍てつく寸前を焼きこめた焼き物。ウルトラマリンブルーのコーヒーカップや花瓶などがある。
大雪焼北海道旭川市
雪の結晶や森の朝などをモチーフとする焼き物。北の大地の清涼感が伝わってくる。
小樽焼北海道小樽市
明治32年に開かれた北海道最古の窯。青や緑の釉(うわぐすり)が美しく、緑玉織部と呼ばれている。
東北 平清水焼山形県山形市
江戸中期に笠間の陶工を招いたのが始まり。青龍窯を始め、最大規模の七右ヱ門窯などの6軒の窯が並んでいる。
会津本郷焼福島県会津本郷町
安土桃山時代の文禄年間に城の修理に使う瓦を焼いたのが始まり。厚手の陶器と明るい磁器が特徴。
その他津軽焼(青森県弘前市)、台焼(岩手県花巻市)、白岩焼(秋田県角館町)、切込焼(宮城県宮城町)、堤焼(宮城県仙台市)、新庄東山焼(山形県新庄市)
関東 笠間焼茨城県笠間市
江戸時代の中期に窯が開かれ、その流れから益子焼の窯も開かれた。
益子焼栃木県益子町
柳宗悦らの民芸運動で知られ、名工濱田庄司によって名が高められた。素朴で実用美にあふれる。
八丈焼東京都八丈町
八丈富士の溶岩と三原山の土を原料として使っている。郷土色豊かで素朴な味わいがある。
その他月夜野焼(群馬県月夜野町)、小砂焼(栃木県馬頭町)、飯能焼(埼玉県飯能市)、今戸焼(東京都台東区)
中部 無名異焼新潟県相川町
佐渡金山の土を利用して、江戸後期に陶器を作ったのが始まり。鉄分を含む赤い陶土を使った朱泥焼が伝統。
九谷焼石川県金沢市
有田で修行した後藤才次郎が窯を開き、40年で窯を閉じた。江戸後期に復活し、華麗な作品が伝わる。
美濃焼岐阜県多治見市
桃山時代に頂点を迎えた日本を代表する陶器のふるさと。織部、志野、黄瀬戸などの大胆なデザイン、いびつな形がモダンである。
その他瀬戸焼(愛知県瀬戸市)、常滑焼(愛知県常滑市)、越前焼(福井県宮崎村)、越中瀬戸焼(富山県立山町)
近畿 信楽焼滋賀県信楽町
陶器のタヌキがシンボルの町。紫香楽宮の瓦を焼いたのが始まりで1200年の歴氏をもつ。陶土に石が混じり、独特の風味がある。
清水焼京都府京都市
江戸時代に野々村仁清、明治以降は河井寛次郎などの名工が登場した。華やかな色彩感覚、精緻を極めた絵付けが王朝をしのばせる。
赤膚焼奈良県奈良市
ルーツは古墳時代までさかのぼる。陶土に鉄分が含まれ、焼き上がりがほんのり赤くなる。
その他盤古焼(三重県四日市市)
中国 ・ 四国 備前焼岡山県備前市
釉を使わず、土を形づくったまま高温で焼くため、備前独特のデコレーションが生まれる。花器、茶碗など、どっしりとした重みがある。
萩焼山口県萩市
400年前に朝鮮の陶工が技術をもたらした。表面に貫入りというひび割れができ、このひびに茶が染み込んで器の色が微妙に変化する。
砥部焼愛媛県砥部町
厚手で重みがある。日用品として使うことを目的としているので壊れにくく、温かみがある。
その他吉備焼(岡山県笠岡市)、理平焼(香川県高松市)
九州 上野焼福岡県赤池町
茶人小堀遠州好みの茶碗を焼き、幕末まで栄えた。戦後再興され、春秋の陶器祭りには数万人の人出がある。陶器にしては焼き上がりが軽い。
有田焼佐賀県有田町
朝鮮の陶工によってもたらされた日本の磁器の草分け。乳白色の器肌に赤や黄の花鳥紋を施した柿右衛門様式の磁器が人気。
小鹿田焼大分県日田市
柳宗悦とバーナード・リーチが山間でひっそりと焼かれる小鹿田焼に注目して、世界的に有名に。素朴で温かい風合いが愛されている。
その他伊万里焼(佐賀県伊万里市)