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気功

気と気功思想効果種類臨床結果実践

気と気功
 我々は「気」という言葉を日常生活の中で無意識のうちに使っている。 例えば、気分、気持ち、気力、元気、殺気…。しかし、「気とは何か」 と改めて説明を求められれば、大抵の人は途方に暮れてしまうだろう。  ここで述べる「気」とは、上記のような情緒的な概念とは区別される べきものである。さしあたり簡単に定義すれば、「自然を成立させている 生命や物質のエネルギー」となろう。
 さて、気功とは、体内の気を調節することにより、本来の状態を回復する 健康法のことである。人間の体内の気が調和していれば健康であり、停滞 などの不調和が起きれば病気となる。それゆえ、健康の維持や回復の為には 気の調和が必要であり、気功法を行うのは有意義なことである。

思想
 西洋医学では、病気の原因の大部分を体外に求め、治療が主体となるため、 予防は副次的なものとされる。また、体内に入った「外敵」の駆除を問題と するため、副作用が生じる薬の処方や、臓器の除去がなされる場合が多い。
 東洋医学では、病気を気の変調として理解する。つまり、あくまでも人間は 自然の構成部分であり、自然の秩序や摂理に従っていれば、病気になりにくい と考えるのである。

効果
1. 正気の増勢と邪気の除去
    東洋医学では内部の病因を重視する。人体に「外邪」が侵入すると、 「正気」が反撃する。その時に正気が病邪よりも強ければ、病気は好転する。 しかし、逆の場合には、病気が悪化する。
     気功は、人体の基本的なエネルギーである真気を養い、正気を育てることで、 病を防ぎ、免疫力を高めるものである。
2. 緊張の緩和
    健康と精神的緊張には密接な関係があるとされる。科学的な実験によっても、 ストレスを与えるとアドレナリンの分泌量が増加し、心拍数が増え、血圧が 上昇し、血糖値が増えることが証明されている。気功は、交感神経系統の緊張 を緩和することによって病気からの回復や健康増進にプラスの環境を作り出す。
     また、気功をしている時に脳波にアルファ波が測定されるが、これは気功が 大脳皮質の細胞を復活させ、中枢神経に休息状態をもたらし、全身の各器官を 調和させることを意味する。気功は、交感神経と副交感神経の調和を促進し、 自律神経を正常に機能させるのである。
3. 気血の調和
    気の鍛錬(錬功)をするうちに身体に温かみを感じるようになる。そして、 次第に気の通路である経絡に意識的に気を通せるようになる。また、それは 血液にも作用する。
4. 全身の活性化
    大脳の神経細胞は140億個と言われるが、通常機能するのは10〜20%。また、 肺の気泡は7億5千万個あるが、通常使用されるのは極一部である。気功後は、 脳波が変化し、肺活量が増え、血管容積も上昇する。これによって人間の 潜在能力を発揮させることができるようになる。

種類
 気功法には非常に多くの種類があり、その数は数千とも言われているが、 大別すると「硬気功(武術気功)」と「軟気功(医術気功)」がある。以下、 もう少し細かく見ておく。
    硬気功:筋肉と気の鍛錬によって強靱な肉体を作る
    軟気功:体内の気によって治療や健康増進をはかる
    按 功:マッサージによって気を導く
    動 功:気を運行させる手段として動く気功
    静 功:動かず、瞑想で行う気功
      立式(立って行う)、坐式(座って行う)、臥式(横になって行う)

臨床結果
 効果のある適応症は80種類以上。消化系の病気では、平均治癒率52.3%、 有効率85%以上。神経系の病気で刃、平均治癒率63.2%、有効率90%以上。 具体的な病名は以下を参照のこと。

・消化器系統

    胃・十二指腸潰瘍、胃下垂、慢性胃炎、習慣性便秘、腸結核、慢性腸炎、 慢性虫垂炎、消化不良、急性・慢性肝炎、肝硬変、慢性胆嚢炎。
・心血管系統
    冠状動脈硬化症、高血圧症、原発性低血圧症、心臓弁膜症、心筋炎、 レイノー病、血管幣束性脈管炎、リウマチ。
・神経系統
    神経衰弱、不眠症、ヒステリー、胃腸・心臓神経症、多発神経炎、進行性 筋ジストロフィー、脊髄炎、自律神経失調症、中風後遺症、脳動脈硬化症、 緊張性頭痛。
・呼吸器系統
    肺結核、慢性気管支炎、気管支拡張症、気管支喘息、急性気管支炎、気管支 肺炎、肺気腫。
・血管系統
    鉄欠乏性貧血、栄量不良性貧血、再生不良性貧血。
・泌尿・生殖系統
    腎結核、慢性膀胱炎、慢性腎炎、前立腺炎、遺精、早漏。
・婦人科系統
    子宮付属器炎、機能性子宮出血、原発性無月経、生理痛、子宮脱出、 子宮頸ビラン、妊娠中毒症。
・五官科系統
    緑内障、視神経萎縮、近視、中心性網膜脈絡炎、視網膜色素変性、慢性 扁桃腺炎、メニエール病。