雑学研究

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ラテン文学

31B.C. 〜 A.D.14

黄金時代後期(アウグストゥス時代)
プブリウス・ウェルギリウス・マロー Publius Vergilius Maro (70-19B.C.)
 田園詩『牧歌』Bucolica、教訓詩『農耕詩』Georgica、叙事詩『アエネイス』Aeneisを残した。 『アエネイス』はアウグストゥスが築いたローマの黄金時代を謳歌し、国民文学となった。

クィントゥス・ホラティウス・フラックス Quintus Horatius Flaccus (65-8B.C.)
 恋愛、政治問題を扱った『エポードス集』Epodi、 多種多様な内容を歌った『歌章』Carmina、 書簡形式でつづった詩集の『書簡詩』Epistulaeなどを書き、 解放奴隷から宮廷詩人まで出世した。

コルネリウス・ガッルス Cornelius Gallus (70-26B.C.)
 ギリシア抒情詩に用いられたエレギーア elegiaという詩形をアウグストゥス時代に 最初に使ったが、作品は現存していない。

アルビウス・ティブルス Albius Tibullus (60-19B.C.)
 平明で温雅な恋愛詩を書き、デリア Deliaという女性に宛てた恋愛歌、 ネメシス Nemesisという女性との恋愛歌が現存する。

セクストゥス・プロペルティウス Sextus Propertius (50-16B.C.)
 キュンティア Cyntiaという女性との経緯を神話の知識を織り込みながら歌った『詩集』で名声を博した。

プブリウス・オウィディウス・ナソー Publius Ovidius Naso (43B.C.-A.D.18)
 コリンナ Corinnaという女性との恋愛を歌った詩集『恋の歌』Amores、 神話上の女性が恋情や恨みごとを書簡形式で構成した『名婦の書簡』Heroides、 エレギーア詩で男女の心を捉える秘訣を説いた『恋愛術』Ars Amatoria、 恋から脱却する方法を説いた『恋愛治療法』Remedia Amoris、 美少年ナルキッススが水仙に変身するようなを集めた『転身物語』Metamorphoses、 祭典や記念日を述べた『祭事暦』Fastiなどを書いた。

ティトゥス・リウィウス Titus Livius (59B.C.-A.D.17)
 ローマ建国以来の歴史を記した『ローマ建都史』Ab Urbe Condita 142巻に生涯を費やしたが、3/4が消失した。

ウィトルウィウス・ポリオー Vitruvius Pollio (生没年不詳)
 『建築について』De Architecturaにて、建築の用材、神殿の構造、公共建物などについて述べつつ、 建築家は専門的知識の他に歴史・哲学・音楽・衛生にも精通する必要性を力説した。

ルキウス・アンナエウス・セネカ Lucius Annaeus Seneca (54B.C.-A.D.39)
 子供に弁論術を説く『弁論家・修辞学者の警句、区分考証』Oratorum et Rhetorum Sententiae, Divisiones, Coloresを書いた。 彼の次男が哲学者のセネカである。