| No. | 作 品 | 作 者 |
| 1 | あすなろ物語 | 井上靖 |
| あすのために現在を力強く生きる鮎太の半生を描いた作者の自伝的小説。 |
| 2 | 杏っ子 | 室生犀星 |
| 野性的な娘杏っ子の生き方を中心に作者の生涯を回想しながら人生の真実を求めた小説。 |
| 3 | 一握の砂 | 石川啄木 |
| 三行書きの平易な言葉で生活の辛苦を歌い、情感あふれる世界を築き上げた短歌551首を収めた歌集。 |
| 4 | 伊豆の踊子 | 川端康成 |
| 伊豆の山中を一人旅する高校生と旅芸人の可憐な少女との出会いを叙情的に描いた名作。 |
| 5 | 芋粥 | 芥川龍之介 |
| 望みは叶えられぬうちが花なのだという主題を今昔物語の話を借りて構成した短編。 |
| 6 | 生まれ出づる悩み | 有島武郎 |
| 逆境にも挫けず、傑作を生み出した青年画家の芸術家としての精神の成長を描いた短編。 |
| 7 | 絵本 | 田宮虎彦 |
| 昭和10年代のくらい社会を背景にひとりの貧しい大学生の苦悩や不安を描いた作者の代表作。 |
| 8 | 奥の細道 | 松尾芭蕉 |
| 仙台・平泉・新潟・敦賀・大垣を旅した時の俳句。 |
| 9 | 恩讐の彼方に | 菊池寛 |
| 仇を討つ者と討たれる者とが共に人間愛に目覚める感動的な物語。 |
| 10 | 風の中の子供 | 坪田譲治 |
| 考え深い善太とやんちゃな三平兄弟を中心に子供の世界を描き、大人の心にも感動を与える傑作。 |
| 11 | 城の崎にて | 志賀直哉 |
| 事故で死を目前に見た作者の気持ちが蜂やネズミの死の場面に託されて的確に描かれた短編。 |
| 12 | 牛肉と馬鈴薯 | 国木田独歩 |
| 理想(馬鈴薯)と現実(牛肉)とについて語る青年たちの会話で構成された独歩中期の代表作。 |
| 13 | 銀河鉄道の夜 | 宮沢賢治 |
| 少年ジョバンニが友達と銀河鉄道の旅に出る痛切な美しさに満ちた作品。 |
| 14 | 雲の墓標 | 阿川弘之 |
| 戦争中に生きた学生の苦しみを描いた作品。 |
| 15 | 今昔物語 | 宇治大納言源隆国編者? |
| 1200余編の説話を集めた日本最大の説話集。 |
| 16 | サーカスの馬 | 安岡章太郎 |
| 中学時代に風変わりな劣等生だった作者の細やかな感覚が表現されたユニークな短編。 |
| 17 | 西鶴諸国咄 | 井原西鶴 |
| 簡潔な雅俗折衷体で描かれた珍談・奇談集。 |
| 18 | 最後の一句 | 森鴎外 |
| 犯した犯罪によって死刑になる父の身代わりになる決意をする16歳の娘の話。 |
| 19 | 細雪 | 谷崎潤一郎 |
| 蒔岡家の美しい四姉妹を中心に絵巻物のように繰り広げられる谷崎の代表的長編小説。 |
| 20 | 山月記 | 中島敦 |
| 詩人になりそこなって虎になった憐れな男の物語の中に人間の生き方や芸術の問題を提示している。 |
| 21 | 山椒魚 | 井伏鱒二 |
| 谷川の岩屋に閉じ込められた怪魚山椒魚の嘆きを諷刺をこめてユーモラスに描いた擬人体の短編。 |
| 22 | 山椒太夫 | 森鴎外 |
| 父の行方をたずねて母とともに旅立った安寿と厨子王姉妹が人買いに売られる悲しい物語。 |
| 23 | 潮騒 | 三島由紀夫 |
| 磯の香と明るい太陽に包まれた南海の小島を舞台に若者と船主の健康な愛を描く。 |
| 24 | しろばんば | 井上靖 |
| 伊豆湯が島を舞台に洪作少年が憂い多い大人の世界に目覚めていく姿を描く自伝小説。 |
| 25 | 真空地帯 | 野間宏 |
| 戦時中の日本の軍隊を下級兵士の目を通して批判的に眺めた長編小説。 |
| 26 | 清兵衛と瓢箪 | 志賀直哉 |
| 小学生の純粋な美への憧れが父や教師には理解されないことを皮肉をこめて描いた作品。 |
| 27 | 戦艦大和の最後 | 吉村昭 |
| 太平洋戦争での日本の戦艦大和の運命を描いた記録文学的作品。 |
| 28 | 徒然草 | 吉田兼好 |
| 仏教思想を背景にした人生や社会に関する感想・評論・考証の集成 |
| 29 | 藤村詩集 | 島崎藤村 |
| 自然に憧れて旅にさすらう身の寂しさを流麗な調べにのせた詩集「若菜集」「落梅集」。 |
| 30 | 道程 | 高村光太郎 |
| 自己を深く見つめ、事実を追求することで人道的詩人へと発展していく光太郎の第一詩集。 |
| 31 | どくとるマンボウ航海記 | 北杜夫 |
| 船医としてマグロ船に乗り込んで世界を回って見聞したことを文明批評を織りこんでつづった航海記。 |
| 32 | 高瀬舟 | 森鴎外 |
| 島送りの罪人であるにも関わらず、人間的に立派な喜助と彼に深い感銘を覚える役人を描く。 |
| 33 | 沈黙 | 遠藤周作 |
| 17世紀初めにキリシタン禁制の日本に来たポルトガルの司祭の歴史小説。 |
| 34 | 源氏物語 | 紫式部 |
| 光源氏と薫を中心として75年にわたる貴族社会の愛の諸相を描く。 |
| 35 | 破戒 | 島崎藤村 |
| 主人公丑松を通して同和問題を描いた長編小説。 |
| 36 | 走れメロス | 太宰治 |
| 金を賭けて王との約束を守ったメロスの信実に生きる姿をドラマチックに描いた短編。 |
| 37 | 裸の王様 | 開高健 |
| 偽りや金銭的な欲望が渦巻く現代社会にあって、真の人間性とは何かを追及した作品。 |
| 38 | 鼻 | 芥川龍之介 |
| 長過ぎる鼻を持った僧の中に人間の弱さを発見し、巧みな手法で短編にまとめ上げた作者の出世作。 |
| 39 | 平家物語 | 信濃前司行長? |
| 平家の勃興・繁栄、源氏との合戦・衰亡のありさまを描いた一大叙事詩。 |
| 40 | 坊ちゃん | 夏目漱石 |
| 無鉄砲だが正義感に燃える江戸っ子教師の活躍を歯切れの良い文章で描いた漱石初期の傑作。 |
| 41 | 放浪記 | 林芙美子 |
| 女中や女給となって各地を放浪しながらも向上心を失わぬ女の庶民的な哀歓が詩的情調で描かれる。 |
| 42 | 枕草子 | 清少納言 |
| 宮廷の日常生活の経験や感想を述べた日本最古の随筆集。 |
| 43 | 武蔵野 | 国木田独歩 |
| 四季折々の自然美を武蔵野に見出し、近代的な写実主義で描き尽くした独歩不朽の名作。 |
| 44 | 友情 | 武者小路実篤 |
| 恋愛と友情・失恋。若い読者の心を知的に高める白樺派的恋愛小説の代表的作品。 |
| 45 | 夕鶴 | 木下順二 |
| 人の心の真実にこがれて美しい女性に化身した鶴が人の心の醜さに失意して去って行く民話劇。 |
| 46 | 羅生門 | 芥川龍之介 |
| 今昔物語にヒントを得た王朝物で、人間の利己心を鋭くえぐる。 |
| 47 | 路傍の石 | 山本有三 |
| 逆境の人生に力強く立ち向かう吾一少年の姿を通じて読者に生きる勇気を与える長編。 |
| 48 | 若い人 | 石坂洋次郎 |
| 早熟な女学生と理知的な女教師の間で煮えきらぬ男教師の青春心理の葛藤を描く。 |
| 49 | 吾輩は猫である | 夏目漱石 |
| ユーモアと皮肉にあふれた長編。 |
| 50 | 私ひとりの私 | 石川達三 |
| 私の過去を辿りながら一貫して社会に対する鋭い目を光らせる。 |