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表示指定成分


指定成分とは、厚生省が薬事法で商品への表示を義務づけた成分のことで、 消費者は、この表示を確認し、各自の責任による自由な選択に基づき、商品を購入できます。

名称 効能 対皮膚毒性 発ガン性 毒性
安息香酸(同塩) 殺菌・防腐剤   皮膚、粘膜、眼、鼻、咽喉に刺激がある。飲み下すと胃障害を起こす。 多量で過敏状態、尿失禁、痙攣、運動不調など強い急性毒性。
イクタモール 収斂剤  皮膚、粘膜を刺激する。飲み下すと胃障害、下痢を起こす。
イソプロピルメチルフェノール 殺菌・防腐剤  皮膚から吸収される。皮膚発疹、吹き出物などを生ずる。 飲み下すと、消化不良、神経失調、失神、めまい、精神異常、黄疸、尿毒症を起こす。
ウンデシレン酸(同塩) 殺菌・防腐剤   皮膚毒性は弱い。飲み下すとめまい、頭痛、腹痛を起こす。
ウンデシレン酸モノエタノールアミド 殺菌・防腐剤   皮膚毒性は弱い。飲み下すとめまい、頭痛、腹痛を起こす。
エデト酸(同塩) 金属イオン封鎖剤(キレート剤、合成保存料)  皮膚、粘膜に刺激。ぜんそく、皮膚発疹などのアレルギーを起こす。 摂取されるとカルシウム欠乏症となり、血圧降下、腎臓障害を起こす。 染色体異常、変異原生(=バクテリアに投与し、突然変異)の報告がある。
塩化アルキルトリメチルアンモニウム カチオン界面活性剤(毛髪処理剤)   副交感神経系に対し、アセチルコリンに類似の刺激作用、神経系に影響あり。 平滑筋の緊張を促し、内臓諸器官を収縮強直させ、食道、胃腸の痙攣、悪心、嘔吐、発疹を催す。
塩化ジステアリルジメチルベンジルアンモニウム カチオン界面活性剤(毛髪処理剤)   毒性は少なく、高濃度では皮膚をおかすが、通常の使用濃度 (粘膜の消毒0.05%〜0.01%、眼科点眼用0.02%)では皮膚、粘膜に対し無刺激。
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム カチオン界面活性剤(毛髪処理剤)  
塩化ステアリルトリメチルベンジルアンモニウム カチオン界面活性剤(毛髪処理剤)  
塩化セチルトリメチルアンモニウム カチオン界面活性剤(防腐殺菌剤)  皮膚、粘膜、眼を刺激し、粘膜に壊死を生じる。飲み下すと致死性となる。
塩化セチルピリジウム カチオン界面活性剤(防腐殺菌剤) 
塩化ベンザルコニウム 殺菌・防腐剤   眼に入るとアレルギー性結膜炎の報告がある。
塩化ベンゼトニウム 殺菌・防腐剤   皮膚毒性は弱い。飲み下すとむかつき、吐き気、嘔吐、痙攣、虚脱、昏睡。
塩化ラウリルトリメチルアンモニウム カチオン界面活性剤(防腐殺菌剤)   副交感神経系に対し、アセチルコリンに類似の刺激作用、神経系に影響あり。 平滑筋の緊張を促し、内臓諸器官を収縮強直させ、食道、胃腸の痙攣、悪心、嘔吐、発疹を催す。
塩化リゾチーム 酵素類   発疹、発赤、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、下痢、口内炎。
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 殺菌・防腐剤   発育停滞、クレアチン尿症、白血球減少。
塩酸クロルヘキシジン 殺菌・防腐剤   強いアルカリ反応を示す。皮膚毒性は弱い。
塩酸ジフェンヒドラミン 抗ヒスタミン剤・消炎剤  皮膚に過敏反応。 飲み下すと眠気、めまい、口渇、むかつき、吐き気、嘔吐、神経過敏、溶血性貧血、ぜんそく性発作。 多量では痙攣、ひきつけ、昏睡、呼吸および末梢血管の衰弱、虚脱、死。
オキシベンゾン 紫外線吸収剤  皮膚から吸収され急性致死毒性がある。少量でも飲み下すとむかつき、吐き気。 多量では循環系の衰弱、虚脱、呼吸亢進、麻痺、痙攣、ひきつけ、口と胃腸の壊死、黄疸、呼吸困難と心臓停止による死。
オルトフェニルフェノール 殺菌・防腐剤 皮膚、粘膜を腐蝕する。変異原性、発ガン性がある。 飲み下すと、肝臓障害、ヘモグロビン量の低下、腎臓、尿細管の異常、体重抑制、寿命の短縮。
カテコール 酸化防止剤  毛皮の染色などにも用いられる。皮膚に腐食性がある。飲み下すと痙攣、ひきつけを起こす。
カンタリスチンキ 毛根刺激剤  皮膚、粘膜を刺激し、充血、熱感がある。 性的興奮効果があると言われてきた。飲み下すと激しい胃腸障害、腎臓障害を起こし、致死性となる。
グアイアズレン(7-イソプロピル-1*4-ジメチルアズレン) 抗ヒスタミン剤・消炎剤   弱い。
グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 抗ヒスタミン剤・消炎剤  
グルコン酸クロルヘキシジン 殺菌・防腐剤   まれに発疹、不快感、めまいなどの過敏症状。
クレゾール 殺菌・防腐剤  皮膚から吸収される。皮膚発疹、吹き出物などを生ずる。 飲み下すと、消化不良、神経失調、失神、めまい、精神異常、黄疸、尿毒症を起こす。
クロラミンT 殺菌・防腐剤  皮膚、粘膜を刺激し、アレルギー反応を示す。
クロルキシレノール 殺菌・防腐剤剤 皮膚、粘膜を強く刺激し、はれ、にきび、吹き出物、じんましん、などの皮膚発疹を生じる。 皮膚、粘膜を腐蝕し、皮膚の毛血管を痙攣させ、壊疽(えそ)などの強い障害を生ずる。 皮膚から吸収され、中毒死することがある。発ガン性がある。
クロルフェネシン殺菌・防腐剤    刺激性が強い。
クロロブタノール 殺菌・防腐剤  皮膚炎が報告されている。飲み下すとむかつき、嘔吐、胃炎、多量では精神錯乱、昏睡、呼吸および心臓機能低下。
酢酸-dl-α-トコフェロール ビタミン類(酸化防止剤)   弱い。
酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール 油分(乳化剤)   弱い。
酢酸ラノリン 油分(エモリエント剤)  接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎。
酢酸ラノリンアルコール 油分(エモリエント剤) 
サリチル酸(同塩) 殺菌・防腐剤  皮膚から吸収される。皮膚、粘膜を刺激、腐蝕し発疹を起こす。角膜を剥離する。 飲み下すと、嘔吐、下痢、腹痛、呼吸亢進、酸性症、精神不安、食欲減退、精神症、興奮、死。
サリチル酸フェニル 紫外線吸収剤 
ジイソプロパノールアミン アルカリ剤  皮膚、粘膜を刺激する。
ジエタノールアミン アルカリ剤  眼、皮膚、粘膜を刺激、皮膚より吸収の可能性あり。
シノキサート 紫外線吸収剤  アレルギー性皮膚発疹を起こす。
ジブチルヒドロキシトルエン 酸化防止剤 皮膚炎、過敏症を生じる。飲み下すと血清コレステロール上昇。異常行動を起こす。 発ガン性の疑い。変異原性がある。体重低下、脱毛が報告されている。
臭化アルキルイソキノリニウム 殺菌・防腐剤   弱い。
臭化セチルトリメチルアンモニウム カチオン界面活性剤(防腐殺菌剤)   皮膚毒性は弱い。飲み下すとむかつき、嘔吐、痙攣、ひきつけ、昏睡。
臭化ドミフェン 殺菌・防腐剤   弱い。
ショウキョウチンキ 毛根刺激剤   弱い。
ステアリルアルコール油分(エモリエント剤)    弱い。
セタノール 油分(エモリエント剤)   弱い。
セチル硫酸ナトリウム アニオン界面活性剤   皮膚、粘膜を刺激する。
セトステアリルアルコール 油分(エモリエント剤)   弱い。
セラック ロウ・高分子化合物・ゴム質(被膜剤)   弱い。
ソルビン酸(同塩) 殺菌・防腐剤 敏感な皮膚、粘膜を刺激する。環境中の亜硝酸と反応して発ガン性となる。
チモール 殺菌・防腐剤  人により皮膚アレルギー反応がある。飲み下すと嘔吐、下痢、めまい、心臓機能低下、頭痛、耳鳴り、アルブミン尿、循環器障害。
直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム アニオン界面活性剤  脂肪を取り除くので皮膚が乾燥し荒れる。主婦湿疹の原因物質とされている。催奇形成が疑われている。
チラム 殺菌・防腐剤  皮膚、粘膜、胃、喉を刺激する。アレルギー性接触湿疹が報告されている。飲み下すと毒性がある。
デヒドロ酢酸(同塩) 殺菌・防腐剤   皮膚毒性は弱い。飲み下すと嘔吐、痙攣、ひきつけ、肝臓機能障害がある。
天然ゴムラテックス ロウ・高分子化合物・ゴム質(被膜剤)  皮膚、粘膜を激し、発疹、腫れ、小胞、水ぶくれ、こぶ、はれものを生じる。 眼障害、角膜腫瘍が報告されている。米国医学協会は、フェイスパックやフェイスマスクは小じわには無効としている。
トウガラシチンキ(カプサイチン) 毛根刺激剤  皮膚刺激、内服では嘔吐、下痢、腹痛。
dl-α-トコフェロール ビタミン類(酸化防止剤)   弱い。
トラガント ロウ・高分子化合物・ゴム質(被膜剤、増粘剤)  アレルギー反応を起こす。皮膚炎、飲み下すと腹痛、ぜんそくを起こす。
トリイソプロパノールアミン アルカリ剤  脂肪を除去するので皮膚を乾燥させ、ひび割れを生じる。
トリエタノールアミン アルカリ剤 皮膚から吸収され、皮膚、粘膜、眼を刺激する。発ガン性の報告がある。 (亜硝酸と反応して発ガン性ニトロソ化合物を作るからとされる)
トリクロサン 殺菌・防腐剤   弱い。
トリクロロカルバニリド 殺菌・防腐剤  弱い。
ニコチン酸ベンジル ビタミン類(毛根刺激剤)   アレルギー性反応による発疹、掻痒感、食欲不振、胸やけ、肝障害、心悸亢進、顔面紅潮。
ノニル酸バニリルアミド 毛根刺激剤   成長遅滞、心筋、肝、腎、肺、脾、胃に障害。
パラアミノ安息香酸エステル 紫外線吸収剤   過剰投与では、嘔吐、薬物発疹、中毒性肝炎。
パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) 殺菌・防腐剤  人により接触皮膚炎を起こす。アレルギー性湿疹。 飲み下すとむかつき、嘔吐、酸性症、掻痒症、薬物発疹、発熱、メトヘモグロビン血症、肝炎。
パラクロロフェノール アルカリ剤 皮膚、粘膜を強く刺激し、はれ、にきび、吹き出物、じんましん、などの皮膚発疹を生じる。 皮膚、粘膜を腐蝕し、皮膚の毛血管を痙攣させ、壊疽(えそ)などの強い障害を生ずる。 皮膚から吸収され、中毒死することがある。発ガン性がある。
パラフェノールスルフォン酸亜鉛 収斂剤   弱い。
ハロカルパン 殺菌・防腐剤   弱い。
2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)-ベンゾトリアゾール 紫外線吸収剤   弱い。
ピロガロール 酸化防止剤(染毛剤)  皮膚、粘膜への刺激は極めて強く発疹、色素沈着を生じる。 皮膚からの吸収のため中毒死することがあるので広い範囲に用いることは危険である。 飲み下すと、肝臓、腎臓に激しい障害を起こし、昏睡、虚脱、死を招く。
フェノール 殺菌・防腐剤 皮膚、粘膜を強く刺激し、はれ、にきび、吹き出物、じんましん、などの皮膚発疹を生じる。 皮膚、粘膜を腐蝕し、皮膚の毛血管を痙攣させ、壊疽(えそ)などの強い障害を生ずる。 皮膚から吸収され、中毒死することがある。発ガン性がある。
ブチルヒドロキシアニソール 酸化防止剤  皮膚毒性は弱い。飲み下すと、歩行失調、呼吸亢進、消化器出血、潰瘍形成、肝臓うっ血。 発ガン性の疑い。
プロピレングリコール 多価アルコール類・保湿剤   皮膚毒性。飲み下すと心臓・腎臓・肺臓障害、溶血性がある。 染色体異常、赤血球の減少。
ヘキサクロロフェン 殺菌・防腐剤  人により皮膚過敏症を起こす。皮膚に吸収されて色素沈着が報告されている。 少量でラットに脳細胞障害が顕微鏡で観察された。 小児への毒性が警告され、米国(FDA)では禁止する方針がある。
ベンジルアルコール 油分(油剤)  皮膚、粘膜への刺激、腐食性がある。飲み下すと腹痛を起こす。
没食子酸プロピル 酸化防止剤   体重減少、成長遅滞、前胃に増殖、胃に損傷。染色体異常の報告がある。
ポリエチレングリコール 多価アルコール類・保湿剤  皮膚毒性は弱い。飲み下すと、肝臓、腎臓障害を起こす。不純物に毒性があることがある。 発ガン性が報告されている。発ガン促進作用(プロモーター)もある。
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩類 アニオン界面活性剤   弱い。
ポリオキシエチレンラノリン 油分(乳化剤)   弱い。
ポリオキシエチレンラノリンアルコール 油分(乳化剤)   弱い。
エストラジオール、 エストロン、 エチニルエストラジオール、 酢酸コルチゾン、 ジエチルスチルベストロール、 ヒドロコルチゾン、 プレドニゾロン、 プレドニゾン、 ヒキセストロール ホルモン類  米国医学協会はホルモンクリームの老化防止効果を否定している。 一般にホルモンは薬理作用の激しい医薬品であり重大な副作用や発ガン性がある。 化粧品に使用されるべきではない。高価格となる。
ミリスチン酸イソプロピル 油分(油剤)   弱い。
ラウリル硫酸塩類 アニオン界面活性剤 脂肪を除くので皮膚が乾燥して荒れる。 毛髪の発育障害、視力低下、白内障。
ラウロイルサルコシンナトリウム 殺菌・防腐剤(洗浄剤)   弱い。
ラノリン 油分(エモリエント剤)  接触性皮膚発疹、アレルギー性皮膚炎。
液状ラノリン 油分(エモリエント剤) 
還元ラノリン 油分(エモリエント剤) 
硬質ラノリン 油分(エモリエント剤) 
ラノリンアルコール 油分(エモリエント剤) 
水素添加ラノリンアルコール 油分(エモリエント剤) 
ラノリン脂肪酸イソプロピル 油分(油剤) 
ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール 油分(乳化剤) 
レゾルシン 殺菌・防腐剤  皮膚、粘膜を刺激する。人によりアレルギー反応を起こす。 皮膚から吸収されて、メトヘモグロビンを生じ、チアノーゼ、昏睡、致死的な腎臓障害を起こす。 レゾルチンを配合した膏薬を用いた幼児が甲状腺機能障害を起こした例がある。 過敏症やアレルギー症の人には危険な中毒を起こし致死する。
ロジン ロウ・高分子化合物・ゴム質(増粘剤)  皮膚、粘膜を刺激する。接触皮膚炎を起こす。
タール色素 アルカリ剤 タール色素の多くのものには発ガン性が報告されている。 特にアゾ色素は皮膚吸収されアレルギー反応を起こし、黒皮症の原因とされるものもある。 中には、変異原性、発ガン性を示すものがある。 また、キサンチン色素は光の存在で、皮膚への刺激、発赤などの強い毒性がある。 変異原性があり、発ガン性が疑われている。


  参考

アニオン界面活性剤 洗浄剤(陰イオン系界面活性剤)。
アルカリ剤 中和剤。
カチオン界面活性剤 洗浄剤(陽イオン系界面活性剤)。
金属イオン封鎖剤 硬水中に溶けているミネラル分による製品の変質を防止する。
抗ヒスタミン剤・消炎剤 肌の炎症を防ぎ保護する。
殺菌・防腐剤 微生物(細菌、カビ)の増殖を抑制し、製品の変質や腐敗を防ぐ。
酸化防止剤 酸素の作用による変色や分離などを防ぎ、品質を保つ。
紫外線吸収剤 光線による製品の退色や変臭を防ぎ品質の劣化を防ぐ。また紫外線による日やけを防ぐ。
収斂剤 皮膚をひきしめ、肌を整える。
多価アルコール類・保湿剤 肌への保湿性を高め肌の柔軟性を保つ。
毛根刺激剤 頭皮、毛根を刺激し、健やかな毛髪を保つ。


参照:西岡 一『あなたの化粧品毒性ハンドブック』(クレス社)